当寺の惣門正面の上に「丹丘勝処」(たんきゅうしょうしょ)と書かれた扁額があります。現在の伽藍を建てられた弘巌和尚(1748~1821)の筆によるものです。その扁額が6月下旬頃に経年劣化の為か、落ちて壊れていました。それですぐに修復を依頼し、今日、漸く完成しました。200年以上の前のものですので、各所に傷みが出ていました。それを昔からある材料で修復していただきましたので、とても時間がかかりました。
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修復は昔からある材料でして頂きましたが、これからのことも考え、最新の材料を利用して惣門の上に揚げてあります。
「丹丘勝処」(たんきゅうしょうしょ)とは“丹(あかい)丘の勝る所”、すなわち「紅葉の勝る所」という意味です。